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進化

進化ってなんだべ?と、ネットで色々調べているうちに、面白いブログを発見。

「進化しなければそもそも生物は誕生しませんでしたし、進化しないものは生物ではありません。極論してしまえば、進化とは変化であり、特殊化です。
 そしてその実態は、遺伝子を構成する塩基の配列がランダムなコピーミスによって変化し、その変化が蓄積され、個体の形質が変化(=変異)し、それまでとは異なった形質を持った個体群(新種)が出現することです。
《中略》
安定した環境に棲んでいる生物や、環境に適応しきった生物は、変化がなければ繁栄し、その環境の生物相において主役になれる一方、一旦環境の安定が崩れてしまえば脆いのです。
 逆に、一年や一日の間における環境変化の大きい場所の生物や、様々な環境でそこそこに繁栄している生物は環境変動に強く、しぶとく生き残る事ができます。環境に適応(進化)すれば絶滅しやすくなるというわけですから、自然と言うものは本当に良くできていると感心したくなります。」
(『進化と絶滅のカラクリ』 平田正礼 http://paleontology.ac)
 

平田さんは、古生物の人らしい。古生物なんて初めて聞いたジャンルだが、他のトピックも面白い。

私は、これを読んでハーバート・リードの文章を思い出したよ。

「(民主主義国家は)生命の自然な方式によって、その枝が分岐し、その機能が決定され、その形態が増殖するような、いきいきとした有機体として思い描かれるべき」
(『芸術による教育』 ハーバート・リード)

『芸術による教育』は、リードが第二次世界大戦中の際どい状況の中で、「残虐行為を行いながら、理想を説くような時代における、感覚の重要性」について、頑張って書いた本。上の文章では、画一的な教育ではなく、それぞれの特性を引き出す教育が、ひいては社会のためにも大事だと言っている。

他の色々なことともつながるな。ノーマライゼーションもそうだ。
なんだか枠をはずれて、色々なことがつながっているように感じる。
進化・適応・絶滅。
不適応な友よ、君が必要だ。

平田さんが紹介していた、ジョージ・ウィリアムズ著『生物はなぜ進化するのか』も大変面白かったですよ。
by watanabeyukow | 2012-11-09 14:09 | Diary


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