つまりがとれる
注ぎ口が長いポットに何かがつまって、チョロチョロとしか出なくなって2か月くらいたった。
蓋をしたまま沸騰させてみたり、干してみたり、水にしばらくつけたりしても、つまりはとれない。
我慢して注ぎ口のフチからチョロチョロ出していると、その内、蓋の下からもこぼれ出して机がビタビタになる。
注ぎ口の付け根の方は、丸く空いているわけではなく、ご丁寧に小さめの穴がいくつか開いているので、
細長いたわしで突くこともできない。
なぜそんなに長いのだ。その首を付け根から折ってやりたい、と、何度思ったことか。
今日、ポットはまた机をビタビタにしたので、罰として水を張った洗い桶につけられていた。
腹立ちのあまり、「うりゃ!」と、ポットを水の中で立てたり横にしたりしているうちに、
「ボゴッ」と、空気がポットから出てきた。
おふろで、「おなら~」とか言って、洗面器を逆さに水につけてひっくり返すと出るアレだ。
これは水圧がどうとかなって、つまりを取ってくれるかもしれない、と、何度もおならを出させたら、
なんと口の先の少し手前に、くっちゃりした固まりが出てきた。
逃がさないように、丁寧に爪楊枝で掻きだす。それは、粉カフェオレが固まったものだった。
これが! 正体が見えて、詰まりが取れてすごくうれしい。じっくり観察する。
粉カフェオレの原材料を読んで考える。くっちゃりして、つまらせたのは、どいつだ?
つまりは取れたが、こんなにスッキリ快感を味わったのは久しぶりなので、
もう一回つまらせて、その快感を味わいたいくらいだ。
鼻づまり、糞づまり、パイプのつまり…世の中のあまねく〈つまり〉よ、取れたまえよ!
出る出る出るね!
by watanabeyukow
| 2014-07-23 00:39
| Diary
わたなべゆうこ のブログ
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